小鳥の贈り物
 
もう50年以上前の話
川に堤防もなかった時 上流から流れて来る水は 僕の家の裏の山に直角にぶつかり谷を作っていった。
そして90度向きを変えて下流に流れて行った。
その水のぶつかる谷の上に小鳥が一粒の椿の種を落として行った
やがて種は 多くの隣の木々の落ち葉の下になり芽を出した
いつ大きくなったかは 記憶にないのだが 中学の頃から僕の背丈程の樹に赤い大きな花が咲きだした。
 
それから40年 今は家の屋根の高さほどに背丈も伸び 何百もの花を樹いっぱいに付けてくれます。
すると毎朝小鳥たちが ホバリング したり よわよわしい枝にかすかに止まって 花芯の黄色いところから蜜を吸って行きます。
きっと小鳥さんたちの朝食になっているのでしょう。
僕達も小鳥の朝食時間に合わせて 朝ご飯を頂きます。
小鳥の姿を眺めながら頂く朝食は 自然と一体となって最高です。